貨幣の問題とは

 

 

 『「劇場国家にっぽん」・・わが国の姿(かたち)の「あるべきようわ」』のいちばん難しい問題は、貨幣の問題、言い換えれば「地域通貨の問題」で あります。「モノとの同盟」を実現するには「地域通貨」が欠かせません。国内問題でいえば、農山村の「活充化」を実現するには、どうしても「NPO」の活 躍が必要ですが、それを支えるのが地域通貨です。

註:以下において「利子のつかない交換貨幣」というのは、2006年3月22日現在、http: //www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/sesijyou.html、およびhttp: //www.kuniomi.gr.jp/geki/ai/sesijyou.htmlにおける「無利子の国民通貨」と同じものである。つまり、以下にお いて、「利子のつかない交換貨幣」は「無利子の国民通貨」と読み替えていただいて結構です。逆に、http: //www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/sesijyou.html、およびhttp: //www.kuniomi.gr.jp/geki/ai/sesijyou.htmlにおける「無利子の国民通貨」を「利子のつかない交換貨幣」と読み 替えていただいて結構です。要は、私の場合、時と場合により、「利子のつかない交換貨幣」と言ったり「無利子の国民通貨」と言ったりするけれど、それらは 同じことである・・・ということです。

 

 なお、土地は経済活動を支える基本財ですが、私的財はともかく、公共財は、「利子のつかない交換貨幣(地域通貨の交換のために日本銀行が発行する 交換貨幣)」(註:2006年3月22日、http: //www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/sesijyou.html、およびhttp: //www.kuniomi.gr.jp/geki/ai/sesijyou.htmlにおいて「無利子の国民通貨」という言葉を使ったが、それとここで いう「利子のつかない交換貨幣」との整合性を図る必要が生じ、(地域通貨の交換のために日本銀行が発行する交換貨幣)を削除することとした。)で 取引が行なわれる必要があるようです。

 経済活動は、市場原理にもとづく通常の経済活動と・・・どうもその範疇には入らないボランティア経済活動というか贈与経済活動に分けるのが良い。 一国二制度・・ですね。中沢新一いうところの「モノとの同盟」の経済システムです。したがって、貨幣も「利子のつく貨幣」と「利子のつかない貨幣」の二つ が流通する訳です。

 公共工事において、その用地は、土地収用法が適用され得ることを見て明らかなように、土地所有者は金もうけのために土地を手放すのではない。もち ろん、通常の評価額より高額で譲渡されるべきだと思いますが、土地所有者は、公共事業のために手放すのであり、その精神はボランティアの精神というか贈与 の精神であります。したがって、支払いは「利子のつかない貨幣」で行なうのが合理的なのです。坪当たり10万円の土地ですと、「利子のつかない貨幣」12 万充(じゅう)が支払われますが、それは両替えして10万円プラスアルファーの充分な補償額を手にすることもできます。金もうけのしたい人はそのように両 替えすれば良いのです。金もうけを望まない人は、12万充(じゅう)のまま持って、贈与経済の世界で公共サービスを購入すれば良いのです。

 なお、一生懸命金もうけに励んできた人があるときボランティア精神に目覚め、贈与経済の世界に入りたい場合は、たとえそれがジョージソロスのよう な金もうけの権化のような人であっても、寄付をするという気持ちになれば良いのです。つまり、円を充(じゅう)に換算するときは、為替レートが低いので す。10万円が8万充(じゅう)にしかならない。その差額は、今までの罪滅ぼしをして贈与経済の世界に入るための寄付みたいなものでしょう。

 当面、地域通貨の使い道を広げるために、ボランティア活動によるサービスの他、公共の宿泊施設など様々な公共サービスの利用に際しても、原則的 に、地域通貨で支払うようにすれば良いと思います。

 地域通貨は、それぞれの地域で勝手に発行している通貨でありますが、それが全国に流通しうるように、適当な為替レートで両替えでいるようにすれば 良いと思います。円と充(じゅう)と両替えするときだけ、両替えする方が損をするようにしておけば良い。損というか贈与の精神ですね。寄付が考慮されてい ると考えても良いでしょう。

註:上記の充(じゅう)という「利子のつかない貨幣」の単位は、今適当な呼び名がないので、とりあえずjuuu- netのjuuuを使っています。仮の名です。juuuの充(じゅう)です。なお、円の由来はここをクリックして下さい!

 

 この「利子のつかない交換貨幣」は、もちろん地域通貨の発行量に応じて発行されます。日銀が(註:私の掲示板「自由の広場」における2501番の発言・・・、やまなかおさむさんのご意見によって、2006年1 月31日、次のように訂正します。「地域のボランティア団体が地域銀行と協力して」)(註:その後、2006年3月22日、http: //www.kuniomi.gr.jp/geki/iwai/sesijyou.html、およびhttp: //www.kuniomi.gr.jp/geki/ai/sesijyou.htmlにおいて「無利子の国民通貨」という言葉を使ったが、それとここで いう「利子のつかない交換貨幣」との整合性を図る必要が生じ、「地域のボランティア団体が地域銀行と協力して」を「国(財務省)が」に訂正します。)発 行するのです。ところで、地域通貨の発行量は、公的なサービスを含めて、NPO等の活動が活発かどうかに係わっていますので、結局は、「利子のつかない交 換貨幣」の発行量もNPO等の活動次第ということになります。NPO等の活動が活発になればなるほど、「利子のつかない交換貨幣」の発行量は増えていきま す。公共用地はそれで取得し、その分だけ国の累積債務を減らしていくことが可能になる。地域が生き返り、国の累積債務も減少させ得る。まさに、「利子のつ かない交換貨幣」は、わが国の救世主になるのです。

 

 しかし、私は、「利子のつかない交換貨幣」に関して、わが国の国内問題だけでその必要性を言っているのではないのです。視野は世界に向いていま す。現在の利子を生む貨幣では世界は滅びるのです。アメリカでは1%の人の金と99%の人の金が量的に同じなのです。こんなバカなことが許され良いはずは ありません。こういう「世界のアメリカ化」は絶対に防がなければなりません。多分、「利子のつかない交換貨幣」は「世界のアメリカ化」を防ぐことができる はずです。

 「モノとの同盟」が実現するのです。「同盟」です。アメリカの顔も立て、日本を始めとする「スピリット」の国々の顔も立てるのです。キリスト教と「ス ピリット」との同盟です。日本が中心となって、「東北」つまり「環太平洋の環」の国々に呼び掛けなければなりません。

註:ややくどいですが、いちばん最初の「モ ノとの同盟」というページはこれです!

 

 それには、「隗より始めよ!」・・です。まずは、自分のできるところから・・・です。NPOの活動に参加し、NPOの活動を活発にするところから 始めましょう。私たちの言い方でいえば、地域の活充化、NPOの活充化です。それにはNPOのネットワークが必要です。

 

 さあ、ここで誤解のないように、申し上げておかなければなりません。ここでは、そういうことが可能かどうかは別として、ベキ論として、一国二通貨 制を前提 に上記の文章を書いていますが、このページ以外のページで私が地域通貨を書くときは、現行制度での地域通貨のことですから、円との交換はできません。ある 特定の地域のみで流通する通貨で、しかも円とは交換ができないものです。このことは念のために申し上げておきます。

 

註:この文章は、少し前にjuuu-netの仲間である針貝武紀さんからいただいたメールを見て日頃の思いを綴ったものです。誠に未熟なものですが、みなさんの意見もお聞きしながらおいおい磨きをかけていきたいと思いま す。この「地域通貨」なり「利子のつかない貨幣」はこれからの「劇場国家にっぽん」の重大な課題です。

註:「桃源雲情」において今までにアップしたWhatsNewはここをクリックし下さい。