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平 成20年11月27日
国 土政策研究会
会 長 岩井國臣

山の再生

 山が荒廃しています。これは由々しきことであります。

 日本人は,縄文時代はいうに及ばず,旧石器時代の太古の昔から山とは切っても切れない関係の中で生きてきました。そして山によって生かされてきた のであります。
 山は,日本の風土の基本をなすものであります。それが荒廃するということは,日本の風土が壊れることであり,故郷(ふるさと)が喪失するということであ ります。それはとりもなおさず世界に誇りうる日本文化が消えていくということであって、日本が世界平和のために大いなる貢献をするなどということは夢のま た夢になってしまうのではないでしょうか。

 しかし、今ならまだ間に合います。早急に国民的な議論を巻き起こして各方面にアッピールしていけば、都市側の人たちの理解も進むであろうし,新国 土形成 計画でいうところの第6次産業勃興のきっかけも生じてくるでありましょう。山がイキイキとしなければなりません。農山村がイキイキとしなければなりませ ん。故郷(ふるさと)を喪失させてはならないのであります。
 故郷(ふるさと)を喪失するということは,上にも述べましたように,世界に誇りうる日本文化が消えていくということでありますが、さらに、佐伯啓思さん が言っておられるように,日本国民がニヒリズムに陥りかねないという問題も含んでおり、これはまさに国是に関する重大問題でもあります。そういう国是に関 する基本的な問題について侃々諤々の議論をしなければならないのではないでしょうか。

 
  日本の山を良くしたいという私の思いをとりあえずしたためました。これからいろんな人の意見を聞きながら,できるだけ多くの人のご賛同を得られるような文 章に改め,日本の山を良くするための国民運動を展開できるよう,私なりに旗を振っていきたいと思います。