diary

川のおじさんは、仕事をしながらも、
いろんな「旅」をしています。
そんなおじさんの出会いや発見を
心にひも解くページです。

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川のおじさん日記

デジカメ片手に鹿島へと


初秋の水郷、絢爛たる水上絵巻

歴史の話には、夢中になってしまう僕だ。 12年に一度の鹿島神宮式年大祭御船祭 とあっては、いてもたってもいられない。 出張の帰路、東京駅から潮来へ直行した。

 

ひとことメモ


【鹿嶋市】

東に太平洋、西に霞ヶ浦など利根川水域の水郷を控え、古代東国文化発祥の地・水上 交通の要所であった。ここを拠点とした船による関東開拓や巡幸の歴史が祭典化した のが、「御船祭」といわれる。

●鹿嶋市ホームページ

[鹿島神宮]

紀元前660年創建と伝わり、天照大神の命で出雲国の大国主命を説き、国土を奉還さ せた武甕槌大神 (たけみかづちのおおかみ)を祭る。午年だけの式年大祭「御船祭」 は、1日に勅使が参向して例大祭を斎行、2日には大船団を組み、香取神宮のある佐原 市加藤洲までを往復する水上渡御が行われる。

●鹿島神宮ホームページ

【式年大祭・例大祭】

20年に一度の伊勢神宮「式年遷宮」が基ともいわれ、全国の神社で多くは秋に行われ ている。荒々しければ荒々しい程、神様に新しいエネルギーを補充し、人々を守る力 を強くするとされ、今だ死者が出るような祭礼も残る。


提灯まち 1700年続く祭の初日。大神が移られた御神輿

が練り歩くご神幸(じんこう)に先立つのが、

「提灯まち」。ものすごい人波だ。

青竹につけた提灯を奪い合う様に圧倒される。

守り抜いた提灯がカガリ火に投げ入れられる。


船祭 明けて、御神輿は龍頭を飾った御座船に乗り、

あまたの船団を従えての巡幸が始まる。

その数89艘。きらびやかなことこの上ない。

船上での古式ゆかしい香取神宮御迎祭を、

小舟から見つめながら悠久の太古を想う。


受け継がれる神事には、先祖の歴史、文化、願いが秘められている。 仰げばどこまでも高い秋の空。 今ある己が命の紡ぐものを考えながら、僕は旅を続ける。


2002.10


         
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