お便り

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北海道のスポーツフィッシング界を
リードする
藤本さんは、
釣り人代表として
河川行政もきちんと見つめます

藤本さんの写真
日本の釣り場では、そのほとんどに何らかの「工事」が施されている。ここ北海道でも同じだ。蛇行を繰り返し湿原の中を流れる川を直線化すること、それが北海道での治水対策であった。

今、標津川で、流れを再び蛇行化させる計画が進んでいる。直線化の弊害(土砂の流失や河床の低下)を防ぎ、蛇行化により遊水池を増やし治水をより安定化する事が最大の目的である。 蛇行させれば釣りのポイントが増える。実に歓迎すべき公共事業だ。しかし、過去の工事を否定することにもなるため、多くの人の理解を得られるのには、まだ時間が必要だろう。

標津川は、北海道の中でもサケの回帰が最も多い川である。年間30万匹近くのサケが、生まれ育った標津川に戻ってくる。河口の標津町は、水揚げ日本一を誇るサケの産地だ。サケの研究者の中には、川の蛇行化はサケの稚魚に好影響を与えるであろうと言う声が多い。しかし稚魚の外敵である他の魚が増えるのを危惧する漁業者の声もある。

過去には地域住民の知らない間に実施されてきた河川改修も、時代の変遷と供に様変わりした。現在「地域住民の意見」を取り入れる方法で計画が進んでいる。 住民会議には、流域の漁業、農業、行政、町民、そして釣り人代表として私も参加している。 昔に戻すのが良いのか…現状で良いのか…。私はアングラーとして、素直に「川が昔の姿を取り戻す」事に賛成したい… 。

日本で初めての「河川復元工事」は、明年早々から、一部で験工事が実施される。

2001年12月


川
川

藤本さんの写真2



藤本 靖 さん

・社団法人 北海道スポーツフィッシング協会 会長
・北海道内水面漁場管理委員会 委員 ・北海道の観光を考える100人委員会 委員
・ 忠類川サケ・マス有効利用釣獲調査実行委員会 委員
・ 忠類川サケ・マス有効利用釣獲調査巡回指導員
・ 株式会社 天龍 製品プランニングアドバイザー

・ 大津自動車興業株式会社 専務取締役(生業)


寄稿先
つり人社 季刊 ノースアングラー 他
共同著書  
北海道のサケ釣り(北海道新聞社)
出演 
「川のライオン」他 ビデオ,TV番組、多数

(社)北海道スポーツフィッシング協会
http://www.tsuri.org/hsfs/


北海道標津町忠類川サーモンフィッシング http://www.salmon.jp/


 


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