お便り
 
英国運河の旅・秋山さんからのお便り

 


産業革命時に建設された
イギリスの運河を旅しながら、
日本の水路復活を思う
秋山さんからのお便りです。

秋山さん
 
 

イギリスの運河の取材をはじめて5年になる。運河沿いの小道「トゥパス」を歩くカナル・ウォーキング、そしてナローボート(イギリス独特の細長いボート)を借りてのクルーズは、何度やっても飽きないものだ。

イギリスを見ながら日本の水路に目を移すと、そこには「連続性」が欠けている。都心の掘割はビルで囲まれ、川沿いの道も、行く手が閉ざされればやむなく車道に回ることになる。一方、川の利用をすすめようという運動もあるが、そのほとんどは「観光」であったり「川遊び」だったりする。それを否定するわけではないが、人々の日 常生活とは一線を引いたところにあるようだ。

イギリスの運河はお世辞にもきれいではない。しかし、トゥパスは通勤路でもあり、 運河沿いのパブには周辺住民も観光客も集まってくる。水辺との連続性が生活の中にあるのである。

2002年11月
 
 

 
 
運河
 
運河

 
 
秋山さん
 

 
秋山岳志 さん
 
(あきやま たけし)
 
ライター、写真家。
幼児のころの車好きにはじまり、鉄道マニア、飛行機マニアを経験し、今は乗物なら 何でも好き。

大学卒業後、航空関係の出版社に勤務したが4年弱で退職。青年海外協力隊に参加し て東南アジアのラオスに2年半滞在、メコン川に出会う。その後イギリス留学すると、今度は運河に一目ぼれ。 以降、毎年のように運河通いを続け、昨年 『英国運河の旅』(彩流社刊)を上梓。 イギリスのほか、ラオスをはじめとして、アジアの交通問題について取材を続けている。

秋山さんのホームページ

 
       

 
 

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