お便り
 
荒川源流の山中さんからのお便り

 


泳ぎや遊びを教えてくれた
奥秩父の荒川は
山中さんのまっすぐな心も
育んでくれました

山中さん
 
 

荒川の源流、奥秩父三峰山の麓に生まれ育った私にとって、荒川は格好の遊び場でした。当時(30年前)は小学校にプールが無かったので、泳ぐ場所と言えば川でした。一年中、川遊びをしましたが、特に夏になると子供は皆、川に入り、上級生に背の立たない深い所へ投げ飛ばされたものでした。この繰り返しのおかげで泳ぎを覚え、岩場から深い渕へ飛び込む時は、その高さを競い合ったものでした。とてもきれいな水だったので、川の水を沸かしてラーメンを食べたり、竹や古い自転車のスポークを使って飛びヤス等を作り、渕に潜って魚を捕まえ、焼いて食べたりもしました。又、冬には結構厚い氷が張ったので、スケートやほうきを使ったアイスホッケー等が楽しめました。  
自分達で道具を作ったり遊びの方法も考え、大きい子、小さい子が一緒になって大勢で遊んでいましたから、知らず知らずのうちにルールを教わり、思いっきり体を動かして遊んでいたように思います。雨が降っていなければ、家の中で遊ぶことなど考えられませんでした。  
私は、この荒川から色々な遊びを教えてもらいましたが、何よりも川の清らかさと、全く人を寄せ付けない濁流と化した荒ぶる川の厳しさ、そして、大自然の懐の深さを学んだような気がします。  

2003年6月
 
 
 
仲間と
 
仲間と
 
 
山中さん
 

 
やまなか たけし
山中 剛 さん

   
三峯神社の権禰宜(ごんねぎ)
荒川クラブの会長     

年長者からは、「たけしくん」、同輩後輩からは「たけしさん」と、親しく呼ばれ、誠実な人柄が厚い信頼を集めている。

日本武尊の昔に創まりをもち、秩父の霊気漂う大自然の中に鎮座する「三峯神社」で、権禰宜の職に従事している。
三峯神社

山中さんが会長を務める「荒川クラブ」は、荒川流域のいろいろな分野で活躍する会員が、調和のとれた流域の未来のために人々の輪を広げ、人材を育てようと平成14年に設立された。時として行われる勉強会やお酒を酌み交わしながらの意見交換の場は、さながら秩父の梁山泊だ。
 
※川のおじさんも顧問として「荒川クラブ」に参加しています。
→川のおじさん日記
「いざ、秩父盆地へ」

 
 
     

 

 

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