天ノ川を食べる

名水の味 お豆腐とごまどうふ
 

冷や奴
がんもどき
上: 奴豆腐
下:角甚がんもどき
(角甚の夕食にて)

水が良ければ、と期待したのはもちろんお豆腐。 天川村には何軒か「名水豆腐」をつくっている店があり、店頭でも食べることができます。お店によって固さ、舌触りが異なり、地元の人にも、それぞれご贔屓があるようです。  
甘辛く煮たがんもどきの味も捨てがたい 。

最近では「名水ごまどうふ」も人気。
たっぷりしたサイズ、つるりんとしたのど越し、ごまの風味が生きています。奥さん考案の特別 な配合だそうで、葛と水を生かした手づくり無添加。店頭でわさびと醤油でいただきましたが、黒蜜をかけても素敵なデザートになりそうです。

(有)小屋商店 tel:0747−64−0324 

行者さんのお弁当
 

にぎりめし

雨の山道「明日は、女人結界まで歩こう」。そこで宿にお弁当をお願いしました。小雨そぼ降 り、志は挫折。道に迷った末、茶店に雨宿りしながら食べた「行者弁当」は白飯にぎりにお香こだけのシンプルさ。御山を走る行者達の五臓六腑にしみる、ありがたい味を追体験。

おにぎりのサイズは普段はこの三倍くらいあるらしいですヨ。

山里ならではの工夫
 
いももち
こんにゃく
上:いももち
下:ピリ辛コンニャク

(名水そばの茶店にて)

天川村は、気温が低いので米作りには適さず、かろうじて出来る早生米は味が劣るの だとか。そこで、村人は様々に工夫を重ね、素朴で飽きない味をつくりだしました。

民宿「びわ」にて

民宿「びわ」のJUNちゃんが教えてくれた「いもがゆ」は芽の出たようなジャガイモと「そうめん」でつくるおかゆ。「いもぼた」はジャガイモとご飯のお焼きだそうです。宿の人の朝ごはんだった「茶粥」を試食。お米をほうじ茶で煮ただけの料理が、「なぜだ !」と叫ぶくらい深く円やかなな味わいなのには驚きました。これもまた水の良さのなせる技なのか・・。

びわのおじさん
蒟蒻作りの名人・びわのおっちゃん
 

ちなみに、ごろごろ水で入れてくれた珈琲の味も言うことなし。「びわ」のご主人手づくりのコンニャクは、むにゅむにゅして独自の風味、香りで、もう一度食べたいもののひとつです。

「泉の森」にて
名水が湧く茶店のひろこさんがつくる「いももち」は、里芋を入れてつ いたもち米のお餅。天川では里芋があまり採れないから、ちょっと贅沢なお餅なのだとか。お腹にもたれず、いくつでも食べられそう。ピリ辛コンニャクは、写 真を撮るのも忘れ、かぶりついてしまいました。

●民宿「びわ」ホームページ
●泉の森オートキャンプ場「小広荘」 0747−64−0006

柿の葉寿司
 

柿の葉寿司

大和路のお弁当といえば、やっぱり「柿の葉寿司でしょう」と、天川村に向う前に駅弁を購入。味は、まあこんなものかといったところ。ところが、天河神社の※直会(なおらい)で頂いた柿の葉寿司には、頭をはたかれた思い。手に取れば、心身を 癒すがごときふくいくたる葉の香り立ち、酢飯に乗った鯖の皮目は輝き、身は半透明。古来、防腐、殺菌作用が利用されてきた笹や柏、ほう葉など、葉っぱには味をかもし、混然一体とした旨みのハーモニーを生む力も有ることを知りました。
※直会とは・・・ 神道で、神事の潔斎を解いた後、神饌とお神酒をみんなでいただき、神々の力を頂戴 する儀式。

吉野郡大峰山洞川「柳豊すし店」tel: 0747-64-0622

 

旅の味を再現!「茶粥」「いもぼた」

   


あの茶粥の味をもう一度。食べ損なった「いもぼた」はどんな味?
そこで、聞きかじりをもとに挑戦してみました。

強火で炊く

「茶粥」
(今回はお米一合に、水十合。ちょっと水が少なかったみたいです) 沸騰させたお湯に、番茶のティーバックを入れ、色と香りが出たら洗った生米を入れる。ねばりを出さないよう、終始強火で炊くのがミソ。茶粥の食卓ティーバックは適時引き上げ。焦げ付かないよう、時々しゃもじでなべ底をこそげるようにかき混ぜ、アクをすくいながら、30〜40分ほど炊く。吹き上がったら風をあてて、吹きこぼれるのを防 ぐ。米に火が通ったら、少々塩を加え火を止める。蓋はしないこと。かき混ぜるのは 最小限に! 炊きたてでも、冷たくしても、ひなびた味わいが捨てがたい。奈良盆地では「おかいさん」とも呼び、一年を通 しての主食となっているそうです。
民宿びわのJUNちゃん一押し。茶粥はこれに限る・・ ほうじ茶ティーバック「かおりちゃん」kk宇治森徳 大阪府松原市淀西

 

「いもぼた」
(いち)ご飯と茹でたひねジャガイモに塩少々を入れて突きくずします。
(にっ)丸めたものを、油を引いたフライパンで焼きます。
(さん)こんがりとキツネ色になったらできあがり。
「こりゃ、いける !」。お醤油で付け焼きにしてもよかった。バターで焼けば、またしゃれた味になりそうです。生たらこと一緒に海苔でくるむのがGOOD。納豆はいまいちでした。

まぜて 焼いて 出来上がり

 

●吉野の郷の食いろいろ「農と食の文化を考えます」
奈良県南部農林振興事務所のホームページ

 
   

 


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