1029 .Re: 森林整備という逃げ
お名前: 岩井國臣
投稿日: 7/19(19:06)
オリジナル: 1004. 長野県「脱ダム宣言」への危惧 ▼ [望月倫也] 7/1(14:25)
コメント元: 1019. Re: 森林整備という逃げ ▼ [望月倫也] 7/8(20:59)
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望月さん こんにちわ!
貴兄の論文:「日本は、国土保全のため、農林業に非貨幣経済を用意すべきだ!」を誠に興味深く拝見させていただきました。同感です。この点の考え方については、前に述べたよう
に、中沢新一の「モノづくり」ないし贈与経済ということで、今私の考えを整理しているところであり、また機会を改め述べることとしたいと考えています。
今日、ここでは、「森林整備」について、気のついた点を2点ほど指摘しておきたいと思います。
まず第一点は、「森林整備」の必要性です。
今、山は荒れています。林業という視点もありますが、治山治水という視点から見ても由々しき状況になってきているのです。
間伐ができていないところが多く、根が張らないために、ちょっとした雨で斜面の崩壊が起こりやすくなっています。斜面の崩壊が起こればそれが原因となって土石流が起こりやすくなる
のは明らかでしょう。
間伐よりさらに悪いのは、間伐はおろか山の手入れがまったくできていないところが多く、そういうところではツルによって立木が死んでしまうのです。間伐ができないところでもまずはツ
ルは切るべきなのです。そうでないとやはり斜面崩壊と土石流の発生原因となります。
いずれにしろ、山は荒れていて、治水上も大問題なのです。ですから、「森林整備」は緊急に必要です。これが第一点・・・・。
第二点は、「森林整備」をしても異常洪水や異常渇水には何の役にも立たないことです。これは望月さんと同意見です。
先の述べましたように、異常洪水とか異常渇水というのは、専門家の間では計画を越えた外力という意味で使われていますが、実際の安全度の評価がなかなかむつかしいこともあっ
て、必ずしもその定義がはっきりしている訳ではないということです。これ以上いいませんが、異常洪水や異常渇水というのは、まあ・・・ここでは、ものすごい洪水とかものすごい渇水と
いう程度の意味に理解しておいて下さい。
「森林整備」をしても異常洪水や異常渇水には何の役にも立たないということをいうと、多くの人は吃驚すると思いますが、本当のことなのです。学会でははっきりしているのです。森林
は普通の洪水や普通の渇水には大いに役に立ちます。しかし、ある限度をこえると、森林があってもなくても、洪水や渇水の量は変化がないのです。まあ、情緒的な言い
方で恐縮ですが、異常洪水や異常渇水の時に威力を発揮するのがダムです。
この点については、望月さんのおっしゃる通りです。このごく当たり前のことを多くの方にわかってもらうのはむつかしいですね。「緑のダム」なんて言葉がまかり通っている現状で
は・・・・。
私のいう異常洪水や異常渇水に対して「緑のダム」なんてものはないのです。
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