Re: 日本の文明原理を確立せよ

 

 

| タイトル一覧へ | 前へ | 次へ | コメントをまとめ読み | 新規 | コメント | 引用してコメント

 

タイトル: 1337 . Re: 日本の文明原理を確立せよ

お名前: 針貝 武紀 <t.harikai@io.ocn.ne.jp>

投稿日: 1/26(02:15)

オリジナル: 1310. 日本の文明原理を確立せよ ▼ [針貝 武紀] 12/27(03:41)

コメント元: 1316. Re: 日本の文明原理を確立せよ ▼ [岩井国臣] 1/1(14:54)

 

------------------------------

 

岩井国臣 ] 私は、文化とはローカルなもの、文明とはグローバルなものと考えています。

世界に普遍的な文化は文明といってよいのだろうと思います。わが国は、そういう世界に

普遍的な文化をこれからどんどんつくっていかなければならないのだと思います。そのた

めのキーワードは、「やよよろずの神」であり、「ダイバーシティー」であり、「ネット

ワーク」ではないでしょうか。

 

岩井国臣 ] なんとしてでも力の文明を超えていかなければならないのです。すなわち、西

洋の文明原理を否定するだけでは何も進展はないということです。同盟を結ぶのです。妥

協といえば妥協ですが、我々の言い分も通さなければなりません。同盟です。欧米の近代

文明にしてみれば、しゃくかも知れませんが、近代文明は「モノとの同盟」を結ぶので

す。私達の伝統的な思想からいえば、「モノ」も「タマ」も同じです。物部の「タマ」で

す。「モノとの同盟」は「タマとの同盟」といって良いでしょう。

 

岩井国臣 ] 日本の文明ではなくて、これから日本が中心になってつくっていく世界の文明

です。大事なのは、その稼動原理です。その原理は、「モノとの同盟」です。モノとタマ

の一体化です。両頭は切断されなければなりません。「両頭截断」。「両頭截断して、一

剣天に依って凄まじ」・・・です。競争原理か協力原理かではありません。競争原理も必

要だし、協力原理も必要なのです。それが「両頭截断」です。

 

 岩井先生、コメントをまことにありがとうございました。たいへんよく理解できます。

また、望月さん山中さんからも貴重なご意見をいただいています。そこで、言いだしっぺ

が沈黙のままでは無責任ですので、若干意見を述べたく存じます。反論ではもとよりな

く、あえて言えば、議論の多角化を意図するとでもいえましょうか。

 

「文明の生態史観」を差し置いて、文明を論じるわけにはいかないと思います。風土、特

に気候による影響で、民族の行動様式、思考様式が決定付けられてきました。草原の民

は、騎馬をよくし、適当な降雨に恵まれた地域は農耕をやり、その中間は牧畜をやり、去

勢や宦官の制度を発達させる、騎馬民族は貯蔵された作物を他から奪う習性が身について

いる、といった具合です。

 

 今ひとつは、地勢です。農耕民族でも、騎馬民族に囲まれますと、いつも収奪の危機に

さらされますので、城砦のある国家を形成し、いつも敵に身構えることになり、そういっ

た民族性を形成しました。血族しか信頼しない習性もそこから生まれました。(マルクス

の、狩猟時代から農耕、資本主義、最終的には共産主義へと歴史は展開するという、単純

な一方向的な理論が間違いであるとの見解は、地球上の多様な文明生態史観から当然でし

ょう。)

 

 民族の興亡が絶えない大陸は、成熟する間もなく、矛盾が限界に達すると転覆の憂き目

にあってしまうようです。元、清、がそうで、共の現在も矛盾を力で抑えています。ま

た、逃げ場がない半島はいつも中央からの収奪や威嚇を受けて、ひたすらおもねるか、あ

るいは、「窮鼠 猫を噛む」の態度に終始しているようです。いずれも、他を責めることで

自民族の団結と信頼を保とうとするようにみえます。ですから、文明を生態学的にみれ

ば、形を今のままにした、靖国問題はけっして無くならないとの結論になります。

 

 一方、『失敗は二度とくりかえしません』(広島の碑)という祈りの民族は、その悲惨

を作り出した国を恨んでいるでしょうか。島である台湾は、かつて植民地(この言葉は欧

米流の搾取系のやり方を意味し、日本がやったことは、植民地でなく日本化だったと思っ

ています。)として乗り込んだ国に恨みつらみを言っているでしょうか。他方で、半島

は、あの30年の間に最も経済は安定成長し、人口も増加したといわれることは事実では

ないのでしょうか。そのことはどう評価されているのでしょうか・・・。

 

 日本は島国です。閉じられた島国というより、海洋に開かれた島国です。ですから、半

島の、地勢からくる不幸を背負わなくてもよかった。あのような形で団結を保とうとする

必要もなかった。一方で、森の国農耕の国です。特に、森の時代に培われた民族性が今も基層に流れており、先の祈り(の態度)も、そこ辺りからでてきたと私は考えておりま

す。

 

 そのような行動様式、思考様式は、とりもなおさず民族の文化(上部構造)です。それ

から導かれるルール、道具、制度、システムを文明(下部構造)と称するならば、上部構

造は、【民族、風土、地勢】の三対のワンセットとして存在します(草食性、肉食性の特

性は、DNAとしての民族の分類に含めましょう)。そうすると、その延長にある文明も程

度の差はあれ、上部構造を反映します。ただ、ITや、交通システムなど目に見える道具的

部分や、貿易などのルールは世界共通になりやすいために、文明の世界化たる普遍的部分

が生まれ、一方で、特異部分は残るという、地球上の文明の分布特性を示すことになるの

だと思います。(文明の普遍化の部分と特異のまま残る部分の共存

 

 冷戦後の今は、支配的である欧米の文明が、極端なまでに世界の特異性を飲み込んで圧

倒しておりますが、一国の家風を無視してまで、家庭に踏み込まれるのは問題で、日本で

あれ、他国であれ、自らのアイデンティティに基づく特異性を生かすほうが幸せではない

か、さらに、これから世界に通低すべき文明の稼動原理は、草食性(循環性とか慈悲の立

場)の原理を含み、多角的に検討されなければ、真の平和の構築も難しいのではないか

(このことは、現代社会の圧倒的な非対称の問題を含んでいます)、と思うわけです。

 

 家風といいましょうか、どこのご家庭にもそれらしい雰囲気があります。日本には日本

的な家風、それが最も落ち着きます。日本らしいやり方、【家風】と【作法】は、【風

土、地勢からくる上部構造】と【やり方である下部構造】に対応します。この点を日本も

まず確立すべきです。さらに、日本文明には、世界に発信できる普遍性をもつ文化、文明

があるはずで、それを昇華して世界に発信し、平和の礎たらんとされるのが、岩井先生の

ご主張のように理解します。

 

 たとえば、かつて、シュバイツアーがアフリカのランバレネで、治療を続けていた際

に、日本の大沢如一(ジョージ・オオサワ)がでかけて、風土病を、日本から持ち込んだ

味噌とゴマ、醤油で根治させると、シュバイツアーは理解できなかったという、圧倒的な

日本食の勝利の話があります。フランスやアメリカで絶賛された食事療法(マクロビオテ

ィック:【陰陽の原理:草食性の原理に基づく】)ですが、これなど日本発の偉大な文明

です。

 

 日本の家風の理解には海洋性をもっと踏まえるべきだ、というのが川勝平太先生のご主

張ではないか、と理解しますが、小生も、可能ならば、日本は、台湾、オーストラリア、

フィリピン等を含む海洋に目を向けたい気持ちです。経済協力にしても、彼らのほうが、

大陸と違って、共有する価値観が醸成できそうだし、不毛性が少ないと考えるからです。

この際、地図を、南北逆に、あるいは、東を上、西を下にして張ってご覧になってみてく

ださい。南シナ海、太平洋はかつて海洋性民族の熱い希望とエネルギーに満ちていたよう

です。

 

 別の言葉で、最初の意見を述べてみました。1月1日夕刻の、岩井先生のコメントにま

ったく教えられました。同感です。ありがとうございました。

 

------------------------------

 

▼コメント

 

1338. Re: 日本の文明原理を確立せよ [針貝 武紀] 1/26(07:06)

 

 

[タイトルへ]

Maintenance:DeltaCommunications support@deltacom.co.jp

 

Iwai-Kuniomi