排除の論理に疑問−怠けアリにも存在価値

 

 

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タイトル: 148 . 排除の論理に疑問−怠けアリにも存在価値

お名前: 岩井國臣

投稿日: 6/1(14:41)

 

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● 排除の論理に疑問−怠けアリにも存在価値

  愛媛新聞…ひとこと(平成9年8月17日)より

 

 夏休みの昆虫研究みたいだが、先ごろ協和発酵の戸井有真専務(59)=今治市出

身=から、アリの話をうかがった。

「ある学者がアリの行動を観察したそうです。百匹の集団と仮定すると、懸命に砂糖粒を運ぶのは二十匹ぐらい。二十匹はまったく仕事をせず、残りの六十匹も右往左往していた。そこで二十匹の“働き者”だけ残すと、その集団がまた二対六対二に分かれたそうです。…」

“怠け者”に見えても、集団の中では何らかの意味や役割がある。企業に例えると、人を大切にし、皆の居心地を良くする方が効果があるそうだ。戸井専務は、「私たちは人件費を利益と見ています。仮に、どんなに苦しくなろうと解雇などは選択肢にありません。」と付け加えた。年商三千四百億円、経常利益二百三十億円の企業幹部からこんな経営観が聞けて驚き、納得した。

 企業のトップには少数精鋭主義が魅力的に映るだろう。だが「排除の論理」を繰り返した挙げ句、崩壊した企業グループもあった。いま建設、金融、商業の大手で、何社かが苦境に立っている。どちらの手法で再建するのか、興味がわいた。(住)

 

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