PFIの大前提2

 

 

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タイトル: 175 . PFIの大前提2

お名前: 岩井國臣

投稿日: 3/29(13:38)

 

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グラーバル・リージョンズ革命とPFI

 

 

 私は、農山村地域というか多自然居住地域というか、いわゆる中国山地などの過

疎地域を念頭に置きながら、「地域活充運動」という運動をやってきた。中国・地

域づくりセンター、バーチャルカンパニー活充倶楽部をつくり、今、JUUU−N

ETという地域づくりに係わる全国ネットワークを作るべくある取り組みをしてい

る。そして、今、「町づくり型PFI」を提唱しながら、その推進を図りたいと考

えている。これが究極の活充運動だと考えているからだ。

 

 活充運動は「ロマンある地域づくり」を求めてのものだが、その「ロマンある地

域づくり」とは、その地域の自然的特性、歴史・文化的特性にもとづき、人の感受

性の深層部分を震わせるような気配りのされた個性ある地域づくりであって、それ

は、本質的に、「共生の思想」を前提にしている。

 「共生の思想」からすると、公共事業分野において、PFIは今後欠くことがで

きないもっとも大事な制度である。私は、財政上の理由もさることながら、そうい

う「ロマンある地域づくり」の視点に立ってPFI推進法の成立に尽力してきた。

 

 しかし、どうもPFIはそれにとどまらないようだ。現下の我が国おいて、もっ

と大事な・・・緊急課題として考えなければならない・・・戦略上の意味合いを含

んでいる。このペーパーでは、その点に触れておきたい。

 

 冷戦が終わり、国境を越えた人、モノ、資金に移動が活発化するなかで、国では

なく、より細分化された「地域」を起点にした新たな変化が起こっている。日立総

合計画研究所の研究プロジェクトによってそのことがほぼ明らかとなったが、それ

によれば、「地域」こそ、この大競争の時代を勝ち抜く大事なカギを握っている。

先進国のみならず途上国も、「地域」を中心に新たなダイナミズムが起こりつつあ

るようだ。

 

 「地域」とは、その地域の自然と歴史・文化に育まれながら、ひとびとがゆるや

かながらもある種の共通感覚で結ばれながら、生活基盤やある種の価値を共有する

あるまとまりを持った地域である。「ロマンある地域づくり」というものを展開し

ていくときのあるまとまりであって、その大きさを定義することは難しい。しか

し、国の単位ではないし、都道府県の単位でもない。イメージとしては広域生活圏

とか地方生活圏とかいったひとつの生活圏である。週末生活圏といったイメージが

わかりやすかも知れない。そういった「地域」が、何故、今、国を救うことになる

のか。

 

  二十世紀の「国民国家」において、長年にわたりさまざまな社会福祉やサービ

スは国家をはじめとする行政が行うのが当然とされてきたが、もはや国家をはじめ

とする行政はその期待にこたえられなくなってきている。このことは、先進国から

途上国まで共通の世界的傾向である。

  世界は、グローバルな「大競争時代」に入っており、我が国産業構造は知的集

約型に転換されていかなければならない。しかし、わが国全体の産業構造を一気に

知的集約型に転換するなどということはできない。やはり、ある地域を実験場とし

て、ソフトとハードの新たな整備をおこなって、成功すれば自ずとそれが他地域に

波及していく。新たな取り組みをする社会実験場としてのそういった地域は多けれ

ば多いほどいいし、方法も地域によってまちまちであればまちまちであるほどい

い。ともかく「地域」が今後我が国のフロンティアを切り開いていくのだ。我々

は、大至急、「地域の優位性」というものを確立していかなければならない。

 

 しかし、「地域の優位性」の確立というものは、実は、もっと本質的に、@国家

財政の逼迫という視点、A政策ニーズの多様性化という視点、Bデジタル技術とネ

ットワーク技術の革新への対応という視点、この三つの視点からも、しっかりと認

識されなければならない。グローバルな「大競争時代」を勝ち抜くためにどうして

も「地域の優位性」の確立というものを戦略的に急がなければならないが、これは

必ずしもそれだけではなくて、もっと本質的な意義を有しているのであって、地方

分権に引き続き、行財政改革の重点事項として取り組まなければならないというこ

とである。

 

 「地域の優位性」というものを理解するには、日立総合計画研究所の提唱する

「創発自立分散型社会システム」というコンセプトが役に立つかも知れない。そう

いうコンセプトを前提とすれば、当然、「国家」や「都道府県」に対して「地域」

の比較優位性というものを確保していかなければならない。

 「創発」とは、企業、行政、NPOなど地域の経済主体がお互い影響を与えあう

ことにより、新たな創造活動の促進や課題解決を実現することとされている。「自

律分散」とは、地域振興の前提となる知的産業社会における基盤整備を地域自らが

行うこととされている。

 

 「創発自律分散型社会システム」を作り上げていく上でもっとも問題となるの

は、ソフトハードの一体化という問題であろう。ソフトは地域のマネージメントで

あり、ハードはいうまでもなく公共施設である。

 グローバルな「大競争時代」を勝ち抜くためのダイナミズムに富んだ地域が誕生

するためには、当然、思い切った公共施設の整備を伴うわけで、そのための資金調

達が大きな問題になる。これに対処できるのは、PFIしかない。国も都道府県も

市町村も、本質的に、思い切った予算配分というものが難しいからだ。

 

                         以上

 

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▼コメント

 

177. Re: PFIの大前提2 [岩井國臣] 3/30(06:19)

 

 

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