6、マダガスカル…グッドガバナンスに対する開発援助
ODA大綱では、グッドガバナンスということが言われている。ブッシュ政権の新援助政策でも同様のことが言われております。すなわち、今後3年間・・・2004年、5、6ということですけれど、その3年間に、米国の開発援助を50%増額するのだそうです。この増額分は、「ミレニアム挑戦会計」という新たな特別会計を設けて選択的配分が行なわれるという。グッドガバナンスという面で非常に強いコミットメントを示した国にだけ配分されるというわけであります。重点配分ですね。そこで外務大臣にお聞きしますが・・・、
質問61(対外務大臣)
グッドガバナンスを行なっている国に対し、アメリカのように、ODAの重点配分をする気はないか。
私は、昨年、マダガスカルのナモロナ発電所という・・・・20数年前に日本のODAでつくった発電所を見に行きました。せっかく開発援助をしても、上手く使われていないケースが多く、そこが一番の問題なのですが、マダガスカルのその発電所は、その点、大変うまくいっていて、地元のみなさんに大事にされ、今なお喜ばれているという・・・まあ、優等生も優等生、理想的な開発援助だと言われている。それを是非自分の目で確かめたいということで出かけたのであります。
さて、問題は、そのときの知事さんや国会議員の陳情であります。第2発電所を是非日本のODAでつくって欲しいとのことでありました。何とか企業誘致をしたいのだが、電力がないのでそれができない。何とかならないか・・・ということでありました。
しかし、外務省に聞くと、今のところ、ODAの手当てはむつかしいようだ。そこで、ひとつの提案があります。アメリカには、「世界開発アライアンス」という制度が最近出来たようです。レバレッジを効かせて民間の資金を動員する・・・、要は、誘い水的な資金で大きな金を動かすわけです。いかにもアメリカらしい考え方ですが、良い考え方だと思います。そこで、私は、相手方政府と日本企業と日本政府の三者がアライアンスを組んで、PFIないしPPPを適応すれば、ODAでもそういうアメリカの手法が使えるのではないかと考えています。そこで質問でありますが、
質問62(対外務大臣)
わが国が世界平和に貢献する最大の手段はODAである。アメリカの「世界開発アライアンス」というような手法が日本のODAでも使えないかどうかを検討すべきと考えるが、外務大臣の考えは如何。
マダガスカルはアフリカにいちばん近いアジアの国と言われ、地理的にはアフリカですが、民族的にはアジアです。しかし、あの国の多くは私たちと同じ蒙古斑点があります。言葉はほとんどインドネシア語と同じです。
わが国は、今、先祖をあまり大事にしなくなってしまいましたが、マダガスカルは世界でいちばん先祖を大事にする国であります。また、アフリカ、ヨーロッパ、アラブ、アジアの十字路みたいな地理的位置にあり、今後の世界平和に果たしうる役割は大変大きいものがあると思います。
ラベロマナナ大統領は、今、アメリカと日本を頼りに貧困撲滅に立ち上がりました。「グッドガバナンス」を目指しておられるのです。私は、将来きっとマダガスカルは、日本のもっとも信頼に足る・・・良きパートナーになると思っています。
質問63(対外務大臣)
外務大臣、アフリカにいちばん近いアジアの国、今後の世界平和のためになくてはならない国、そういうマダガスカルに、機会を見て是非一度は行ってくれませんか。
中国のODAを廃止すれば、マダガスカルのような国だと100カ国ほどは救えるのではないか。無駄なODAは、大胆に削減して、グッドガバナンスが行われている国に対して、ODAを重点配分していくべきである。そのことを最後に申し上げて、私の質問を終わります。