安部晴明(あべのせいめい)

 

 

鬼、妖怪、怨霊、それらを鎮め闇と光を調和させるもの、

それが陰陽師と呼ばれる者たちであった。

なかでもひときわ声望が高かった陰陽師が、

安部晴明。

 

 

 

映画・陰陽師(おんみょうじ)は、

右近近衛府中将の源博雅(みなもとのひろまさ)が

戻り橋を渡って安部清明の屋敷にやってくるところから

物語は展開していく。

 

 

源博雅の頼みは、藤原兼家の屋敷に生えた奇怪な瓜の正体を暴くことだった。

一目見るなり、

安部晴明は瓜に呪(しゅ)がかかっていると見抜き、

源博雅を連れてその呪の元となった、女の死骸のところへ行くのであった。

 

 

蛇を先頭に都大路を歩く二人。

この写真の中、二人が歩いている前をよく御覧下さい。

蛇がいるのがお判りになるでしょう。

蛇や鳥など小動物をあやつる呪術を広い意味で巫蠱(ふこ)と言っている。

清明は、今、・・・・・

巫蠱(ふこ)の術 を使って 

女の死骸のあるところに行こうとしているのである。

 

註:この写真の向こうに見えるのは朱雀門であろうか。だとすればこの大通りは朱雀大路である。私の高校は、これらに因んで朱雀高校と言う。これらのすぐ近くにある。時間を超えて、この付近はなつかしい。是非ここをクリックして下さい! 

 

 

さて、人をくったような態度でありながら

どこか深淵(しんえん)を覗いているような安部晴明に、

源博雅はいつか惹かれるものを感じていた。

 

一方、安部晴明も

殿場人(でんじょうびと)には稀な真直ぐな心根の源博雅に

己を開きはじめていた。

 

二人の信頼は自ずと深まっていく。

そのころ、天上の星は都の守り人の到来を告げていた。

この二人のことである。

二人は力を合わせて、魑魅魍魎と戦い、

都を守る運命を定められていたのであった。

 

内裏の中での権力闘争に巻き込まれながら、

 陰陽寮の長である導尊との熾烈な戦いが始まる。

 

 

 

 

 

Iwai-Kuniomi