吾妻神社
昔、ここを吾妻の森といった頃、
森を中心に小池があり、
これを「鏡が池」と呼んでおりました。
これも日本武尊の悲しい物語に由来するものと思われますが、
つまびらかではありません。
祭神は、弟橘姫である。
1732年に菊岡沾涼(せんりょう)のあらわした
「江戸砂子温故名跡誌」という本に
君(きみ)去る津(みなと)を君去津として、
この神社のことが出てきます。
「君去津吾妻大明神は即ち立花姫の霊社也」
社伝にも日本武尊御東征のみぎり相模から上総に渡ろうとしたとき、
海上にわかに荒れ、
海に身を投じた姫のお袖が数日後この近くの海岸に漂着したので、
これを納めて吾妻神社を建てたとあります。
君去らず 袖しが浦に立つ波の
その面影を見るぞ悲しき
なお、木更津には、
駅から歩いて10分ぐらいのところに立派な太田山公園というのがあって、
展望台を兼ねた「きみさらずタワー」があり、
その先端に、
日本武尊がこの丘から海を眺めて、
弟橘姫を懐かしんだという伝説をもとに、
日本武尊と・・・弟橘姫の像がつくられています。
横には、
弟橘姫をお祭りした橘神社という祠があります。
さて、先に述べたように、木更津には
金鈴塚古墳(6世紀の終わり頃と推定される全長約90メートルの前方後円墳)があって、
関東では珍しいほどのその豊かな出土品から、
木更津と大和朝廷との深い関係が想定されている。
環頭太刀には種類があって、
関東地方においては3種類の出土を見ているが、
その種類別の分布状況を見ると、
毛野国(けぬこく)と並んで、
この木更津が如何に重要な地であったかがわかる。
太田山公園には金鈴塚古墳遺物保存館があり、
重要文化財の環頭太刀などの遺物が展示されています。
とても静かないい所です。
是非、訪れて下さい。
