「コミネ」


 

 私は先に、『 私は、哲学を語るには絵が書かせないと思う。特に子供や若者に哲学を語るには、言葉ではダメで、絵が唯一の手段となる。そのためには、「コミネ」すなわちコミック・ネットワークを利用するのが良い。「コミネ」だ! 私の提唱する「劇場国家にっぽん」では、「コミネ」を欠くことはできない。』・・・と述べた。

註:「コミケ」の予備知識はここです
http://www.kuniomi.gr.jp/togen/iwai/kucomike.html

註:「コミネット」略して「コミネ」
http://www.kuniomi.gr.jp/togen/iwai/network.html

 それはこういうことだ。つまり、私は、以前に、「熊の主題をめぐる変奏曲」という中沢新一の論説を紹介した。
http://www.kuniomi.gr.jp/togen/iwai/kumaetc.html
太古の記憶、それは人類最初の哲学と言えるのだが、そういう太古の記憶が今なお残っていて、多くの神話や民話に影響を与えている。「かぐや姫」や「シンデレラ」は、大変重要な哲学を含んでいる。したがって、「かぐや姫」や「シンデレラ」の絵本は、幼児に対する立派な哲学書である。

 

 多くの民俗学者によって、そういう人類最初の哲学の系譜に連なる・・・・神話や民話が数多く集められている。そして大事なことは、それらのうち幼児や子供向きのものを・・・・絵本やアニメなどいわゆる「コミック」で語ることが今求められている・・・ということだ。世界平和のために・・・・だ。今こそ人類は人類の知恵を学ばなければならないのである。それには幼児や子供の時に立派な絵本やアニメを見させなければならない。

 

 中沢新一言うところの「東北」
http://www.kuniomi.gr.jp/togen/iwai/jinruita.html
これは彼のべつの言葉で言えば「環太平洋の環」ということであるが、「人類はるかなる旅」をつづけて・・・その「東北」に生きる人びとの声に私達は耳を傾けなければならない。私の今手許にある書物でいうと、「アイヌ昔話(萱野茂、平凡社)」や「アメリカ・インディアン神話(C・バーランド、青土社)」であるが、これらは「東北」の響きを伝えている。
東北の風土が育てた偉大な宮沢賢治、彼の作品の多くは、言わずもがなであるが「東北」の響きそのものである。
http://why.kenji.ne.jp/douwa/sinla2.html


 最近、口語訳の「古事記(三浦佑之、文芸春秋社)」が出たが、
http://homepage1.nifty.com/miuras-tiger/
これなども名著なので、そのうちの「スサノオの神話」などは、いろんなコミック作品が創作されるといい。おおいに期待したいものだ。

 また、「光と陰の哲学」との関係でいえば、谷崎潤一郎の「陰翳礼讃(いんらいさん)」などは、これを題材にいろんなコミック作品がつくられて良いと思う。そういう作者・クリエータを育てていきたいものである。

 

 要は、こういう人類の知恵みたいなものをどうして幼児や子供に伝えるかである。それは絵本やアニメしかないではないか。アニメ万歳!

  私は、これからどんどんアニメ文化というかコミック文化が発達すると思われてならない。もう一度言う。要は、こういう人類の知恵みたいなものをどうして幼児や子供に伝えるかである。それは絵本やアニメしかないではないか。アニメ万歳! アニメ万歳! マンガ万歳!

 川づくりもこれからは「河童」だ。河童の棲む川づくりだ。そのためには、河童を主人公にした絵本や、アニメやマンガがどんどんできなければならない。さらにいえば、世の中がおかしくなると河童が活動しはじめるという。河童がどしどし世直しの言い分を言い始めるという。河童の絵本万歳! 河童のアニメ万歳! 河童のマンガ万歳!



では、「千と千尋の神隠し」に戻る!
http://www.kuniomi.gr.jp/togen/iwai/tihiro1.html