恵日寺は盤越西線猪苗代から二つ目の駅・「ばんだいまち」で降りる。小さな小さな田舎の駅で何の変哲もない・・・まあ面白くない駅だ。観光客をも てなす気配は全然感じられない。少しは工夫があっても良いのだがと思いながら駅を後にする。
あらかじめ国土地理院の地図で調べておいた道をゆくのだが、駅のムードとは裏腹に、街には人々の生活が感じられてなかなかのムードだ。まず最初に 目につくのは古峯神社の柱である。古峯は「こぶがはら」と読む。この古峯神社というものが曲者で・・・私の直感では、徳一と不思議な糸で繋がっているよう に思われる。いずれじっくりと訪れたい。「スピリット」にお目にかかれるかもしれない。

古峯神社は関東では三峯神社と並び称される修験道 場である。日光を開いた勝道上人の修行の場としても有名であるが、その勝道上人が最初に修行したのは、実は、下野の薬師寺である。下野の薬師寺は、当時、 九州の観音寺と奈良の東大寺と伍した全国スケールの戒壇院で、藤原氏との繋がりが極めて強い。その点で徳一との関係が気になる。多分、私の直感では、行 基、良弁、勝道、徳一、空海、明恵は見えぬ糸で結ばれている。東大寺と興福寺、或いは華厳宗と法相宗のくり出す糸である。その糸は、華厳哲学と唯識論と 言って良いのかもしれないが、その奥には「スピリット」が・・・・きっと働いているに違いない。

それでは丸石道祖神について