圓蔵寺は、会津でもっとも人気の高いお寺である。参拝客がもっとも多い。特に、1月7日の裸詣りは、天下の奇祭として大人気で、多くの信者が集 まってくる。

圓蔵寺には、一般にはあまり馴染みがないが、虚空蔵(こくうぞう)が祭られている。会津は柳津(やないづ)の虚空蔵は、正式には福満虚空蔵菩薩と いうが、どうもこれが全国随一のようだ。古さも全国有数で、創建は1200年前の807年というから中途半端ではない。かの徳一によって創建された。徳一 は、会津で数多くの立派な寺をつくっている。有名なのは、恵日寺と勝常寺だが、その他に、会津高田の法用寺や仁王寺、西会津町の妙法寺や勝善寺、只見町の 成法寺、そしてこの柳津には圓蔵寺のほかに光泉寺がある。その他各地に立派な寺をいくつもつくっているが、どうもこの圓蔵寺がいちばん人気があるようだ。 お寺自体も立派である。まずは、お参りをするとしよう。
では、出かけるとするか。
圓蔵寺に行くには、前の晩、会津若松の駅前のホテルに泊まるのがいい。JR只見線に乗るのにそれが便利だからだ。本当はバスがいちばん便利だが、 他所(よそ)ものにはちょっとどのバスに乗ればいいか判りにくい。その点JRがいいのだが、問題は本数が少ないことである。したがって、駅前に泊まって、 発車時刻を確かめてから、翌朝それに乗ればいい。列車の方が車窓からの景色は良い。私は列車を薦める。帰りはバスでいいだろう。

それではぼちぼち登るとするか。