圓蔵寺(えんぞうじ)

 

 

 圓蔵寺は、会津でもっとも人気の高いお寺である。参拝客がもっとも多い。特に、1月7日の裸詣りは、天下の奇祭として大人気で、多くの信者が集 まってくる。

 

 圓蔵寺には、一般にはあまり馴染みがないが、虚空蔵(こくうぞう)が祭られている。会津は柳津(やないづ)の虚空蔵は、正式には福満虚空蔵菩薩と いうが、どうもこれが全国随一のようだ。古さも全国有数で、創建は1200年前の807年というから中途半端ではない。かの徳一によって創建された。徳一 は、会津で数多くの立派な寺をつくっている。有名なのは、恵日寺と勝常寺だが、その他に、会津高田の法用寺や仁王寺、西会津町の妙法寺や勝善寺、只見町の 成法寺、そしてこの柳津には圓蔵寺のほかに光泉寺がある。その他各地に立派な寺をいくつもつくっているが、どうもこの圓蔵寺がいちばん人気があるようだ。 お寺自体も立派である。まずは、お参りをするとしよう。

 では、出かけるとするか。

 圓蔵寺に行くには、前の晩、会津若松の駅前のホテルに泊まるのがいい。JR只見線に乗るのにそれが便利だからだ。本当はバスがいちばん便利だが、 他所(よそ)ものにはちょっとどのバスに乗ればいいか判りにくい。その点JRがいいのだが、問題は本数が少ないことである。したがって、駅前に泊まって、 発車時刻を確かめてから、翌朝それに乗ればいい。列車の方が車窓からの景色は良い。私は列車を薦める。帰りはバスでいいだろう。

 

 会津若松で、只見線は7時37分の列車に乗る。

あとは9時15分。乗り遅れては大変だ。

しばらく南下ののち、会津盆地を西に向かう。

ほどなく会津高田だ。

 

会津高田で向きを変え北上。

会津盆地をひた走りに走る。

この辺は雪除けが必要らしい。

 

会津坂下を過ぎてから、

ぐるっと向きを変えながら只見川沿いに入っていく。

しばらく走ってほどなく柳津だ。

会津若松から1時間10分。

 

柳津では私一人しか降りなかった。

冬は寂しい駅だ。

かっての機関車が私を迎えてくれたが、

駅には誰もいないのでやや不安になってくる。

 

融雪水が勢いよく流れているので、坂道も安心。

どんどん歩く。

 

湯殿山と古峯神社の石碑を横に見て国道を行くと、

ほどなく裏参道だが、それは通り越す。

 

只見川が見えてきた。

 

左上に本堂を見上げながら国道を行く。

右は只見川だ。

 

さあ、登り口が見えてきた。

 

本堂がまさに崖の上にあるのがよく解る。 

大日如来のお堂石碑を見 ながら、

はや登り口に着いた。

 

 

 

それではぼちぼち登るとするか。

そうしよう!そうしよう!