ハイデッガーの技術論を超えて

 

                         

 ハイデッガーの技術論というのがある。昭和40年9月に理想社から訳本が発行されているので、それを日本語で読むことができる。中沢新一は「緑の資本論」の中でハイデッガーの技術論を取り上げ、それとの比較をしながら「光と陰の哲学」を提唱している。中沢新一の新しい技術論は、それを読んでいただければいいのだが、若干判りにくい。哲学に焦点が当てられているためだろう。そこで私は、その理想社の訳本をもとに私なりの解説を加えることとしたい。なお、中沢新一の「光と陰の哲学」による新技術論の必要性についてはすでに「モノ的技術の復権」というエッセイhttp://www.kuniomi.gr.jp/togen/iwai/8hukken.htmを書いているのでそれも参照してもらいたい。

 

それではここをクリックして下さい!

 


 何が科学的で何が非科学的かは、一般的に難しいが、かって「カール・セーガン 科学と悪霊を語る」の要点を紹介してあるので、これを是非参考にしてもらいたい。

 

 

 なお、菅直人が「緑のダム」といっているのは、科学的とか非科学的とかという話ではなくて、彼は「ウソ」をついているのである。このことについてもちょうど上記の文章を書いた頃に少し触れたことがあるので、これを次ぎに紹介しておきたい。

 

ウソ管、バカ管

 

みなさんこんにちわ!

 いつものごとく昨日も民主党の菅さんが「緑のダム」などとウソをついていました。ダムの代わりに木をうえれば良いのだそうです。ダムなどは止めて植林の予算を増やすべきだとの意見です。そうすれば相当雇用が増えるではないか?

 そういう主張ですが、通常、そういう管さんの意見を聞けばほとんどの人は「そうだ!」と思うのではないでしょうか。菅さんの主張は、一見正しいように思えます。しかし、専門家が見ればウソであることは明らかです。

 山は大切です。森は大切です。緑は大切です。私は若いときから山が好きで山にのめり込んだ時期もありました。現在も、日本山岳会やAACK(京都大学学士山岳会)などの会員であり、奥秩父に山小屋を持っています。山は大切です。森は大切です。緑は大切です。私は自然の重要性について人より深く認識しているつもりです。

 しかし、緑というか森は、大切だけれど・・・・ダムの代わりはできないのです。それが真実なのです。緑というか森は、保水機能に自ずと限界があって、ものすごい豪雨とかものすごい渇水とかには、保水機能という意味では全く役に立たないのです。もちろん、山の崩壊を防ぐという意味で・・・、山を守る重要な役割を果たしているのですが、洪水調節や渇水補給という面というか・・・・ものすごい豪雨とかものすごい渇水のときには、全くダムの変わりにはならないのです。これはもう学問的に明らかであります。はっきりしているのです。

 民主党代表の菅さんがそういう真実を知らない訳はないと思います。真実を知っていてそういうウソをついているものと私は思っています。もし、そういう真実を知らないのなら馬鹿と言わざるを得ません。民主党代表の菅さんは、ウソつきか馬鹿のどちらか・・・と言えばちょっと言い過ぎでしょうか?

 

 現在平成15年度の予算を審議中ですが、管さんは今の予算案には無駄なものが相当あるとお考えのようです。それを盛んに宣伝しておられるのです。ダムなどの公共事業をカットすれば相当予算が浮いてくる、公共事業にはずいぶん無駄がある・・・・という訳ですね。その代表がダムだと言いたいようです。いろんな主張をするのは管さんの自由ですが、ウソはいけませんね!!!!ウソはだめ!!!!イラ管変じてウソ管??? もしウソだと知らないで言っているのなら、イラ管変じてバカ管か??? 

 

 いずれにしろウソ管もバカ管もいけませんよ!!!!

 ウソをつくのではなく・・・、正しい認識のもとで・・・・・、私達は、真面目に、山のことを考え、森のことを考え、緑のことを考えていきたいものです。

 真面目に自然のことを考え、真面目に人生を考え、真実をきっちり見つめながら、山の人々と私達は語り合っていかなければならないのです。ともかく・・・・ウソはいけません!!!!真実を語りなさい!!!!

 私は何が何でもダムが良いと言っている訳ではありません。遊水池で洪水調節ができるところや水が豊富にあるところでは当然ダムを作る必要はありません。洪水調節や渇水補給の必要があるかどうか、その点については十分検討する必要があるのです。ダムを作らなくて良い場合も当然あります。後日述べるように、大畑原則のような立派な考え方があってひとつのコミュニティーで問題が収束する場合はそれで当然良いのです。したがって、私は、ダムを作る必要がないということがケシカランと言っている訳ではないのです。そうではなくて、ダムを作る必要がある場合に、その変わりに緑のダムを作れば良いと言う・・・・そのようなウソをつくのがケシカランと言っているのです。もう一度声を大にして申し上げます。

 ウソをつくのではなく・・・、正しい認識のもとで・・・・・、私達は、真面目に、山のことを考え、森のことを考え、緑のことを考えていきたいものです。

 真面目に自然のことを考え、真面目に人生を考え、真実をきっちり見つめながら、山の人々と私達は語り合っていかなければならないのです。ともかく・・・・ウソはいけません!!!!真実を語ろうではありませんか!!!!

 

 

Iwai-Kuniomi