

初木姫物語
初島の鎮守・初木(はつき)神社は大津見命(おおつみのみこと)、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)、初木姫命(はつきひめのみこと)の三神を祭っています。観応二年の創建です。この神社にまつわる美しい神話が「初木姫の物語」です。
人皇第五代孝昭帝の御代、初木姫は日向から東国順憮に向かう途中、伊豆沖で遭難、一人この小島に漂着しました。
姫は、毎日磯部をさまよって、対岸に人がいるのだろうかと、焚き火を焚いて合図をしたところ、伊豆山の伊豆山彦という一男神がこれに応えました。
姫はこれに力を得て、萩を組んで筏にし、草で織った帆をまいて伊豆山小波戸崎、今の伊豆山港に渡りました。
初木姫と伊豆山彦との出会い、その場所が伊豆山の逢初橋(あいぞめばし)と言われております。
伊豆山に渡った初木姫は、伊豆山の中腹に登り、木の中に棲む「日精」、「月精」という二人の子供を見つけ、姥としてこの二人の子供を育てました。
その子供が成長し、初木姫はこの二人を夫婦とし、やがてその子孫は繁栄しました。伊豆山権現の祖先は、この二人だと言われています。
(註)初木神社の祭りを一度見てみたいものだ!