釧路川を行く!

 

20世紀もあと少なくなった平成12年の12月初旬、加藤君と釧路川にいった。

標茶の佐藤君とテディー・斉藤の案内でだ。

 

標茶の夜は、懸案になっていた・・・

ホテルヘイゼルグラウスマナーに泊まるとしよう!

感動ボックスの仲間も集まってくるらしい。

きっと楽しい夜になるのでは・・・。

 

標茶は「しべちゃ」と呼ぶ。アイヌ語の「シペッチャ」が訛ったものだが、「シペッチャ」とは「大きな川の畔(ほとり)」という意味らしい。いうまでもなく「大きな川」とは釧路川のことで、標茶は釧路川の畔(ほとり)の町である。

釧路川といえば釧路湿原だが、釧路湿原といえば標茶(しべちゃ)・・・・、これはさすがにちょっと言い過ぎだが・・・、標茶が釧路湿原を探索する主たる拠点であることは間違いない。

トロッコ列車の終点・塘路(とうろ)駅は、その近くにユースホステルなどいろんな観光施設が集中していてほとんどの観光客はそこを訪れるのだが、標茶の中心地から離れているのでそこが標茶であることはあまり知られていないかもしれない。野生動物の探索や釧路川の川下りなどプロのガイドがいろんなツアーを用意していてくれる・・・・「ほっかいどう探検倶楽部」というのが塘路駅にある。

標茶の穴場は、摩周湖の外輪山・西別岳とその麓・虹別(にじべつ)だ。虹別(にじべつ)には、お馴染みの桑原さんが心血を注いで作った「オオカミパーク」がある。そして、最近やっとホテルヘイゼルグラウスマナやすばらしいオートキャンプ場が竣工したという訳だ。摩周湖のアヤメ登山は夢のなかを行くようだ。他にはちょっと経験できないだろう。道東の探索はやはりプロの案内がないとちょっとむつかしいかもしれない。私の場合は、佐藤君という仲間がいてその都度案内してくれるので助かっているが、普通はそうはいかないだろう。「ほっかいどう探検倶楽部」もいいが、フライフィッシングやハンティングなど本格的な探検であればテディー・斉藤に相談するのがいい。北海道をまるごと感動体験するためにはやはりプロの案内が必要だと思う。皆さん方も是非一度は、プロのガイドと一緒に、・・・・北海道のまるごと感動体験をしてみてはいかがでしょうか。

 

さて、このたびの旅だが・・・、

釧路空港から釧路湿原に向かう。

コッタロ展望台をすぎて、砂利道を走る。

自然保護の為に鋪装を差し控えてあるのだが、

こういう配慮は必要だ。

 

釧路川がその砂利道にもっとも接近したところがこの度のスタート地点だ。

ここから船に乗る。

テディー・斉藤が船から釣り道具まで一式を用意して待っていてくれた。

 

いよいよ出発。 

 

 

河畔には釣り人がさんさんごご姿をみせる。

「釣れますかあ!」

「今日はさっぱりだね!」

「そうですかあ!今日はちょっと寒いからね!」

 

それでも黙々と釣っている人。

あきらめて酒盛りをしている人。いろいろだ!

 いづれも楽しい! いいですね! 

 

シャーベット状の雪が流れていく。

寒い!

盛んに竿を入れるが当たりがない。

今日ははたして釣れるのかなあ?

やや心配になってくる。

二本松橋をすぎて、釣りながら川を下っていく。

倒木がいかにも釧路川らしいし、河畔は静かで美しい!

良い気分だが寒いことは寒い。

根気よく竿を入れながらなおも下っていく。

テディ・斉藤も少し心配になってきているらしい。

必死になってポイント探し、

アドバイスをしてくれるのだが、だめだ!

今日はやっぱりダメか・・・と思ったそのとき、

ぐぐっと手ごたえがあった。

まあまあのアメマスだ!

うれしい!

 

釧路川にも日が落ちていく。

何ともいえない幻想的な風景だ! 

 

 

細岡で船をおりる。

この度の船は、ドリフトボートというのだが、

テディー・斉藤がアメリカから取り寄せたフライフィッシング専門の船である。

立って竿を振れるし、とても快適な船である。

 

細岡は、その昔、

船が釧路湿原の重要な交通機関であった頃、

この地方の重要な船着き場であった。

 

駅といえば鉄道の駅のことだが、

この地方ではどうも船着き場も駅といったらしい。

塘路駅は、現在、トロッコ列車の終点でもある鉄道の駅だが、

標茶には、富士駅というのがあって、これは川の駅のことである。  

 

 

釧路湿原に日が落ちる。

実に雄大で美しい。

 

今日は、テディー・斉藤の勤めるホテルヘイゼルグラウスマナーに泊まるのだが、

途中、憩いの家・かや沼に立ち寄っていく。

憩いの家・かや沼は町営の施設だが温泉がとてもいい。

前に一度泊まったことがあるが、

朝飯もおいしく、

とても町営とは思えない良い宿泊施設である。

鶴が迎えにきてくれた。

うれしいではないか。

温泉に浸かり、すっかり冷えきった体をあたためたのち、

ホテルヘイゼルグラウスマナーに向かう。

 

ホテルヘイゼルグラウスマナーは、小さなデラックスホテルである。

個人のちょっと贅沢な別荘と考えたほうがいいかもしれない。

気軽に利用できる家庭的なホテルである。

21世紀が大交流の時代だとすれば、こういうホテルがあって然るべきで、

私は、

ホテルヘーゼルグラウスマナーが標茶にできて非常に喜んでいる。

今後の発展を心から祈りたい。

夜は真っ暗になって辿り着いたが・・・・、

ホテルの横の木が幻想的であり

ホテルが光り輝いていた。


それではホテルヘイーゼルグラウスマナーを案内しよう!

 

 

 

 

Iwai-Kuniomi