廬山寺

 

 

 

 

 これは、天皇自らお刷りになって・・・・・・

人々に授けられた不思議なお札です。

 

現在は、角大師(つのだいし)といっ て、

廬山寺など元三大師ゆかりのお寺で授けられております。

元三大師は、

がんざん大師、又はがんさん大 師と呼ばれています。

 

角大師というのは元三大師の化身なので、ものすごい御利益があるのです。

 

今より約1000年前に元三大師が「人々に苦しみを与える厄病神を払い、福寿を増長せしめん」と誓願し、自分自身の姿を鏡に映したところ、このお札 の姿が現われたのです。当時、元三大師は、名声を馳せ、摂関家の守護観音の化身と考えられていたので、このお札を摂関家のお札としたようであります。天皇 自らこの角大師をお刷りになり摂関家のみならず市中の人々に授けられたのでありました。天下広しといえども天皇自らお刷りになり人々に授けられたお札とい うのはこの角大師(つのだいし)しかありませんね。坂東観音霊場28番札所・滑河観音にも角大師が授けられていますが、これは天皇自らお刷りになったとい ういわれのあるものではないのでしょう、ちょっと違うところがありますね。

 

 

 

 

廬山寺では毎年3月3日の節分に「鬼法楽(おにほうらく)」が行なわれている。鬼法楽は、元三大師が天暦4年(950年)に宮中で300日の護摩供 養を行なったとき、鬼が現われたのだそうだ。これを元三大師は三鈷(さんこ)で退治した。廬山寺では、そういった故事により節分祭として「鬼法楽(おにほ うらく)」が行なわれているのだ。廬山寺という寺は、角大師(つのだいし)といい鬼法楽(おにほうらく)といい、なんともはや不思議なところです。恐くは ないけれど、ちょっと妙な気分になるところです。心が騒ぎます。何かしら響き合が感じられます。まあ「知のトポス」ですね。

何よりも驚くのは、ここで・・・・、あの世界的名作「源氏物語」が紫式部によって書かれたということです。この廬山寺が元三大師によって創建された のが・・・・・天慶元年(938年)ということですから、紫式部が産まれる35年ほど前ということになります。廬山寺はどういう訳か紫式部の実家の跡に建 てられました。ですから、紫式部は、その故があってかどうか判りませんが、縁あって、この廬山寺で「源氏物語」を書き上げるのです。この廬山寺の庭は「桔 梗」で有名です。いずれ紹介したいと思います。

 

「源氏物語」と「角大師(つのだいし)」と「鬼法楽(おにほうらく)」・・・・・・、この三つの取り合わせが大変面白いと思います。浄土の思想は、 円仁(慈覚大師)から始まり、元三大師、源信でほぼ完成・・・・・、法然、親鸞へと繋がっていく訳ですので、近々そのへんの勉強をしなければなりません が、とりあえずのところは、紫式部について触れておきたいと思います。「源氏物語」を理解する上で、紫式部と浄土の思想というか地獄の思想を知っておかな ければなりません。紫式部と地 獄・・・、面白いですね。「源氏物語」を単に恋物語と考えてもらっては困るのです。

 

註:[法楽] [三鈷] [元三大師] [源信]

註:鬼 法楽(おにほうらく)を紹介したホームページです。


それでは紫式部のお 墓にお参りし、地獄へ御案内しましょう!