多摩川源流の活充化のために(レジメ)
平成13年11月3日
参議院議員 岩井國臣
起
同時多発テロ、あのよう犯罪は断じて許してはならない。人さまざま。私は、文明の危機。しかし、危機はチャンス。
同時多発テロ・・・ああいう犯罪は起こりうる。
阪神淡路大震災・・・ああいう災害は起こりうる。
災い転じて福となす。われわれは何を教訓として学ぶべきか。・・・社会のあり方。地域社会のあり方。コミュニティーのあり方。
今西錦司のすみわけ論。生物生存の原理。生物進化の原理。資源の有効利用(今西錦司の思想を一言で言えば・・・。注;桃源雲情に黒もじの杖)。
承
国土の均衡ある発展とかふるさと創成のことを悪く言う人が多いがこれは間違い。
大都市の欠陥、コミュニティーの崩壊、地方分権の行く末、政府信託論、サステイナブルコミュニティー、小規模分散ネットワーク社会・・・・生物生存の原理から言ってこれが正しい。
もうひとつ、生物生存の原理として私が注目しているのは田邊元の「種の原理」というのがあり、この考え方に立てば「都市と農山村との共生」は当然のことで生物生存の原理にかなっている。
田邊元の「種の原理」を私流に言い換えると、次のようになる
@都市と農山村がある(都市と田舎という風に言い換える)、A都市の生活と田舎の生活がある、B都市の感性と田舎の感性がある、C都市人間と田舎人間がいる、D都市的田舎人間と田舎的都市人間がいて然るべき・・・都市人間や田舎人間が幸せでないとはいえないが、一般的には、やはり都市的田舎人間や田舎的都市人間が幸せであると考えてよいのではないか
転
小規模分散ネットワーク社会
結
すべては「多摩川源流を訪ねる会」から始まっている。
下流に住むわれわれが多摩川から受ける恩恵。
「多摩川源流研究所」は多摩川源流サミットが契機となって生まれた。
われわれ下流の人間は、ボランティア活動として、源流地域にどのようなご恩返しができるか。
私は、下流の人間によって、どのようなボランティア活動が行えるかが一番のポイントであろうと考えている。ボランティア活動としては、「多摩川源流レスキュー隊」が基本になるのではないかと思う。その他、できるだけ地元の皆さんのお手伝いというか応援をしたい。
これらのボランティア活動については関係するすべての行政機関に働きかける。しかし参加する人はあくまでも有志である。多摩川の源流を自分の古里(ふるさと)と感じることのできる人たちである。私はそのように考えている。
さて、ここで上下流の皆さんとともに確認しておきたい。@多摩川という流域は、水という問題を考えたときに、ひとつの運命共同体として捉えることができるし、またそうすることが必要である。だとすれば、・・・・・A源流という切り口でそれらの地域の抱える問題を流域全体で考え、流域全体でそれらの問題の解決を図ることが必要である。B行政とボランティア団体の両方ともに、上下流交流が必要であるが、まずはそのための組織を行政は行政でボランティア団体はボランティア団体でつくる必要がある。C行政のほうは、河川管理者である京浜工事事務所が中心になってそういった組織作りを開始してもらいたい。Dボランティア団体のほうは、多摩川源流を訪ねる会が中心になって然るべき組織作りを開始したい。
・・・・・・・・・・・・以上のことについて、皆さん良いでしょうか。特に源流の皆さん、良いでしょうか。下流の皆さん良いでしょうか。
最後に、源流の皆さんに申し上げたい。あくまで皆さんが主役であります。
地方自治、機関委任論から政府信託論への転換
再度申し上げます。あくまで皆さんが主役であります。しかし、私たち下流の人間は、源流を私たち自身の問題として、感じ、認識し、皆さん方のお役に立つように行動しなければならない。源流の皆さんさえ良ければ・・・・、積極的にお手伝い申し上げたい。