父母の愛
わが国のように均一文化の国と考えられている国でもいろいろな違いがあって「統合」はけっして容易ではない。アメリカではなおさらだろう。わが国 は、天皇という統合の象徴をいただいている。アメリカにはそういうものがない。そういう統合の象徴はないのだが、アメリカはわが国と同じように「違いを認 める文化」を創り出す可能性をもっていると私は考えている。希望的すぎるのかもしれないがそう考えている。
わが国の場合は、歴史と伝統に裏打ちされたところから天皇という統合の象徴をいただいている。そういう歴史と伝統がアメリカにはないということだ が、アメリカに歴史と伝統がないということではない。アメリカのように歴史と伝統の浅い国でも歴史と伝統がないわけではない。アメリカの歴史と伝 統・・・・、それは建国の精神だ。フロンティアスピリットだ! 戦争だけが戦いではない。思想的な戦い、新しい文化を創る戦い・・・・、文化におけるフロ ンティア・・・、これもアメリカが挑戦しなければならないフロンティアである。「違いを認める文化」を創り出すことだ。ここにわが国とアメリカの連携の核 を見出すことができるとすれば・・・・・、おそらく世界は平和の道を進んでいくことができるだろう。平和の道・・・、それは「違いを認める文化」の創造で ある。私は、今後、そういう「違いを認める文化」の創造に取り組む人たちが日米に増えることを願っている。そして、「違いを認める文化」を創る人たちが中 沢新一いうところの「環太平洋の環」に増えることを願っている。そういう夢を見ながら、アメリカにおける「違いを認める文化」創造の核として「環太平洋の 環」の思想、これはとりもなおさず「贈与の思想」というものだが、すでに紹介済みではあるが、再度、そういう「環太平洋の環」の思想の典型としてインディ アンの思想というものを紹介することとしたい。実に素晴らしい「贈与の思想」だ! これが私のラブコール・・・・、アメリカへの限りないラブコールであ る。
1、21世紀の野蛮
2、平和の民
3、ダイバーシティー