梅宮大社

うめのみやたいしゃ

 

京都市右京区に鎮座。酒解(さかとけ)神,大若子(おおわくご)神,小若子神,酒解子神を主神とし, 嵯峨天皇(壇林皇后の夫),仁明天皇(壇林皇后の子),檀 林皇后,贈太政大臣橘清友公を配祀する。

橘諸兄(もろえ)の母,橘三千代が,山城国相楽郡井出庄(現,綴喜郡井手町)の井出寺に橘氏の氏神と してまつったのが創祀。のちたびたびその鎮座地を移したが,仁明(にんみょう)天皇のとき託宣により,天皇の母檀林皇后(橘嘉智子たちばなのかちこ)により現在地に移され,壇林皇后みずからまつったのが梅宮祭の起源。その梅宮祭は4月,11月の上酉日に行われ,橘氏 の五位1名が勅使として奉幣のため派遣されたが,橘氏が衰えるとともに藤原氏が代わった。

875年(貞観17)従三位に叙され,延喜の制で名神大社,のち二十二社の制の一社に加えられた。中 世荒廃したが,江戸幕府は朱印領59石余を寄せ,明治の制で官幣中社。酒の神として信仰される。                鎌田 純一

 

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