「劇場国家にっぽん」(総論その2、「東北」への旅立ち)

 

「平和の原理」は見つかるだろうか・・・???



 地球環境問題や平和の問題など、もはや科学万能ではやっていけなくなった今日、新しい文明を早急に作っていかなければならないことは明らかであろう。その新しい文明はどう呼べばいいのか。適当な言葉を思いつかないので、仮に、「新文明」と呼んでいこう。「新文明」において、これから、日本は・・・「日本文化」を基調として世界に貢献していくことができるであろうか。

 私たち日本人は、我が国の歴史や伝統・文化をもっと勉強し、わが国の歴史や伝統・文化にもっと自信を持つべきであろう。その上で、「日本文化」を育て、そのなかで世界貢献をしていかなければならないのではないか。 

 今は、「日本文化」を語るべきときである。私は、「日本文化」の大きな特徴である「神仏習合」について語りたい。日本の「神仏習合」は、縄文文化を基層として出来上がったものである。したがって、「神仏習合」について語るということは、縄文文化を語ることでもある。梅原猛さんが言うところの「森の思想」を語ることでもある。

 

 近代科学文明は万能ではない。私たちは、近代科学文明の基礎となったデカルトの哲学から決別して、新しい文明を作らなければならない。もはや「我思う、故に我あり」は古いのである。・・・・「我語る、故に我あり」・・・・、中村雄二郎さんのリズム論こそこれからの新しい時代を切り開いていくのではないかと思う。

 宇宙との響き合い! 人間の身体性を軽視すること無く、感性を大事にしなければならない。五感・・・、いや第六感をも大事にしなければならないのではなかろうか。

 

 

 21世紀は、近代文明万能という意識から脱却し、「野生の思考」から学ぶべき点を明らかにし、新しい文明を創造していかなければならない。その鍵は中沢新一さんのいう「東北」にある。そして、その哲学は「モノとの同盟」であり、これが多分・・・21世紀の世界をリードしていくだろう。 

 


 

田邊哲学から導かれるもの・・・田邊元の「種の論理」は、徹底した中間性の思考であり、対立しあっている表象をひとつの概念の同一性の中で合致させるような弁証法とは根本的に異質な、「絶対弁証法」とでも呼ぶべき差異の思考なのである。「種の論理」は、私たちのまわりの世界の様子を、根本的に変化させていく力をもっている。

立石寺と円仁・・・閑けさや、岩にしみ入る蝉の声・・・・何といっても東北の旅の出発点はあの立石寺であろう。宇宙との響き合い!さあ、かの立石寺に・・・円仁を訪ねてもう一度・・・。

東北地方と円仁・・・東北地方・・・・それは中沢新一がいうところの「東北」(ベーリング海峡を中心とした環太平洋の環)でもある。さあ、その太古の響きが聞こえるであろうか。かの立石寺にもう一度・・・。

盤司岩・・・ここらで、ライシャワーのかの有名な博士論文によって、円仁の入唐求法巡礼行記(にっとうぐほうじゅんれいこうき)を勉強するといいのだが、その前に、東北を理解するために、どうしても盤司盤三郎をもう少し追ってみることとしたい。

モノとの同盟・・・今わが国は資本主義の真っ只中にある。キリスト教という「不変の同一性」という神のもとで発達した資本主義の真っ只中にあり、贈与の空間が消滅しつつある。真の豊かさと真の幸福が消滅しつつある。中沢新一が言うように、今大事なことは、モノとの同盟である。わが国だけの問題ではない。資本主義が猛威を振るうところでは、「モノとの同盟」が必要である。モノとの新しい同盟関係の創造が、今こそ求められているのである。贈与空間の復活である。

盤司盤三郎伝説・・・「東北」における神話的思考の変奏曲は・・・・・・確かに・・・・東北の民話に残っている。そのひとつが盤司盤三郎伝説である。

森のタマ・川のタマ・・・狩猟社会の人々は、動物や植物というモノに化身した森のタマ・川のタマが、自分たちに自然の賜物を贈与してくれていると考えて生きていた。この考えが「東北」の思想である。

人類はるかなる旅・・・中沢新一の言う「東北」つまり「環太平洋の環」という概念とそこから展開される哲学は実におもしろい。世界的スケールで東北地方の伝説や民話が理解できる。

父母の愛・・・平和の道・・・、それは「違いを認める文化」の創造である。アメリカにおける「違いを認める文化」創造の核として「環太平洋の環」の思想、その典型としてインディアンの思想を紹介したい。実に素晴らしい「贈与の思想」だ! これが私のラブコール・・・・、アメリカへの限りないラブコールである。

 

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