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いつもの散歩道
京都の家に帰っても、朝早くから、日課の散歩には出かけることにしている。大体は上賀茂神社方面だが、日変わりメニューで、釘抜き地
蔵方面に出かけることも多い。今日はそれを紹介したい。
家を出て、人の家の石垣やら門(かど)を見ながら、千本通り
へと下って行く。右手向こうに鷹ケ峰が美しい。その手前が紙屋川であり、鷹ケ峰
から見れば、今歩いている道は、紙屋川を隔てたいうなれば広い尾根筋に当たるところだ。今は、真っすぐ千本通りに続く、バスの通る広い道であるので、初め
ての人ならそういった地形は判らないかもしれない。勿論ここは洛外、玄琢の里である。ゆるやかで長い坂道を下っていくと、・・・・・・・・間もなく「御土居」であり、京の七口の一つ「長坂口」だ。
京の七口は、豊臣秀吉が洛中四辺に御土居を築き、皇都
を守ることとしてから著名になった。その一つが丹後に向かう街道の一つ「長坂口」である。長坂越えは京見峠から杉坂に出る。
御土居はバス通りから少し離れたところにあるが、寄り道をして仏教大学に出る。もう千本通りだ。
千本通りは、丸太町付近までずっと下れば朱雀大路のことだが、この付近は蓮台野といい、昔は鳥辺野(とりべの)、化野(あだしの)と並ぶ葬送の地だ。日
蔵上人という人が醍醐天皇の供養のために千本塔婆を立てたころから、いついうことなく千本通りというようになったらしい。醍醐天皇は、菅原道真を左遷した
ことから地獄で苦しみを受けていたのだという。醍醐天皇の御陵が千本北大路の角にある。
北大路を過ぎ、上品蓮台寺、千本鞍馬口、閻魔堂の前を通って、釘抜き地蔵
に着く。この付近は、昔が葬送の地であっただけに寺が多い。千本釈迦堂も、千本通りと北野天満宮の間、すぐ近くにある。
釘抜き地蔵でお参りをして帰路につく。帰路は、上品蓮台寺まで戻り、東に曲がりすぐ船岡山だ。船岡山を越え、大徳寺、今宮神社を通って長坂口に戻る。もう一時間半は過ぎただ
ろうか。
結構腹が減ってきた。急いで帰ろう!
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