多摩川における川づくり

概況

多摩川は自然保護運動の発祥の地と言われており、これまで行政と地域とのコミュニケーションが様々な形で行われてきた経緯がある。私も、昭和52年7月に京浜工事事務所長になって以来、多摩川の川づくりに関わってきた。

近年における多摩川のコミュニケーションの最大の成果は、川の利用と自然の保全という川づくりの重要課題に関して「多摩川河川環境管理計画」を策定したことである。自然保護団体などの市民団体と行政とのコミュニケーションにより、こうした重要課題について、基本的な認識の一致というか、意識の共有が図られてきている。かかる観点から、多摩川は今までの経緯からみてコミュニケーションの先進地域であると言える。多摩川における市民運動は、告発型から提案型に移ったということである。

「TAMAらいふ21」では、市民・団体・法人・学識経験者・行政関係者が一体となって、流域全体の自然環境保全と回復、市民ネットワークの形成等の課題について研究活動を進めてきている。こうした実績から、川づくりのコミュニケーションの新たな課題として 「川づくりに関する産・官・学・野のコミュニケーションのシステムづくり「 市民活動、市民団体の流域をカバーするコミュニケーションネットワークの形成の2つが浮かび上がっている。多摩川では、市民活動のネットワークとして多摩川センターが誕生したが、まだ緒についたばかりである。

このように、多摩川における川づくりについての地域の認識は、コミュニケーションのあり方も含めて、河川審議会答申で述べられている川づくりの方向と軌を1つにするものであり、その意味でも、多摩川は、全国の河川を先導する形で進んできていると言える。これからの更なる進展が強く期待される。

地域づくりの哲学

  ・随想
  ・講演
  ・論文

地域づくりの実践

・「ふるさと創生・ 新たな展開を期して」
1997'7'5'島根での講演

私の川づくり・地域づくり語録

 第一集
 第二集
 第三集

多摩川

多摩川における川づくり

地方の時代と川づくり

・川づくりは地方が中心
・主役は市町村

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